水漏れは水の流れを止めることが先決です。水漏れが察生している箇所の止水栓を閉め、水が出ないようにします。キッチンや洗面所であれば、シンクや洗面台下の配水管に、浴室であればシャワー水栓の根元に、止水栓のハンドルやネジが付いているはずです。また、給湯器の止水栓を閉めるときは、間違ってガス栓を閉めないように、給湯器の説明書を確認しながら作業を行います。止水栓の種類によっては、閉める際にマイナスドライバーを使用する必要があり、必要であればマイナスドライバーを準備しておきます。

粘着力と耐水性の高い、水漏れ補修テープを使うと、一時的に水漏れを応急修理することができます。水漏れ補修テープの種類や基本的な使い方、応急修理の手順について見ていきます。まずは、水漏れ補修用テープの種類と使い方についてですが、水漏れ補修用テープには、仮補修テープ、防水補修テープ、シリコーン自己融着テープの3種類があり、それぞれ特徴が異なります。仮補修テープは、強力な粘着性を持つ透明のテープです。ひび割れから起こる水漏れに使用でき、貼った場所がわかりにくいため、洗面所の蛇口付近といった目立つ場所の水漏れの仮修理に向いています。

防水補修テープは、高い防水性と柔軟性が特徴です。複雑な形状の場所にも巻き付けられるため、隙間から垂れる水漏れの仮修理に役立ちます。シリコーン自己融着テープは、接着剤や粘着剤を使用しない水漏れの仮修理用テープです。巻き付けたときにテープ同士が密着する性質を持っていて、パイプやホースなどの水漏れの仮修理に適しています。水漏れ補修用テープには複数の種類があるため、補修箇所に合わせて水漏れの仮修理を行います。水漏れしている箇所が天井やトイレの便器であった場合、水漏れ補修用テープで水漏れの仮修理ができない可能性があります。

天井の水漏れは、原因となっている箇所が特定しづらく、内部の配管を見つけること自体も難しいです。また、配管からの水漏れでない場合は、屋根の破損などが考えられます。水漏れ箇所をむやみにふさぐと、建材や電気の配線に影響を与えてしまう可能性もあります。トイレの便器のひび割れによって起こる水漏れも、テープでの水漏れの仮修理が難しいケースになります。時間が経過するとともにひびが大きくなっていくことがあるため、応急修理だけではリスクが高いといえます。トイレの便器と同様に、浴槽の水漏れも水漏れ補修用テープを使った水漏れの仮修理には向いていません。

浴槽は大量のお湯を入れるため、補修部分に水圧がかかるとテープが剥がれてしまいます。浴槽のひび割れを補修する専用グッズもありますが、あくまでも一時的な補修になります。水圧によってひび割れが拡大しやすいので、早めに修理業者に修理を依頼しなければ、浴槽そのものを交換する事態になってしまいます。高額な出費にならないためにも、ひび割れに気づいた時点で修理業者に依頼すべきかと思います。浴槽用補修グッズは、修理業者を待つ間の処置として使うようにします。水漏れ補修テープやその他の補修グッズは、あくまでも応急修理と考えるべきかと思います。

特に、水漏れ補修用テープを使った応急修理を行う場合は、時間の経過とともに粘着力が弱まり、水漏れが再発する恐れがあります。すぐにでも修理業者への依頼するほうがいいと存じます。また、応急修理を行っても完全に水漏れを防ぐことはできません。少量の水漏れでも水道メーターは上がり続けるため、水道代が高額になってしまう可能性があります。状況が悪化しないうちに修理業者へ相談し、早めに修理することが大切です。水漏れが発覚した際は、すぐに水を止めないと状況がどんどん悪化してしまいます。

適切な応急修理を行えれば、状況の悪化を遅らせることが可能です。修理業者に依頼する時間がない場合や緊急を要する場合は、テープを使った応急処置や金具を締め直す方法などを試してみたほうがいいと思います。ただし応急修理を施したとはいえ、簡易的なものなので少しずつ状況が悪化したり、再発したりする恐れがあります。応急処置を行った後は、早い段階で修理業者へ相談するほうがいいと存じます。

ここ数年、コロナウイルスが流行し始めた時期から、トイレつまりや水漏れ修理などの水道修理工事費のトラブルが多発しています。このトイレつまりや水漏れ修理などの水道修理工事費のトラブルですが、水トラブルが発生して、運悪く水道局の指定を受けていない水道工事業者に修理を依頼してしまった場合などに、修理工事費トラブルに発展するケースが多いようです。水道局から指定を受けた水道工事業者であれば、トイレつまりなど、水トラブルの状況を確認してから、お客様に具体的なトラブルの修理方法と、トイレつまりや水漏れ修理などの工事費の見積金額を明示して、お客様のご了解をいただいてから修理作業を行うのが通常です。

ところが、悪意ある水道工事業者（水道局の指定を受けていない）は、水漏れ修理、トイレつまりなどの具体的な修理方法の説明や、工事費の見積金額を提示せずにいきなり水漏れ修理、トイレつまりなどの修理作業を行い、やたらと高額な修理費を請求して、その場で支払を要求することが多いようです。また、水道修理工事費トラブルが起きる時間帯としては、昼よりも夜間の場合が多いようです。夜間にトイレつまりなどの水トラブルが発生した場合、それもマンションなどの集合住宅ですと、周りの住人の迷惑を考えてしまい、朝までそのまま放置しておく訳にもいかず、水道工事業者に言われるままにトイレつまりの修理をしてしまう場合が多いようです。

ちなみに、このような水漏れ修理、トイレつまりなどの水道修理工事費トラブルに遭った人の中には、トイレの取り外し工事費が9万円、またトイレ修理費の総額が30万円などと、とんでもない金額を請求されて、支払わされた人もいるそうです。ですので、仮にトイレつまりなどの水トラブルが発生して修理依頼した場合に、「トイレつまりの修理に来ました･･･」と言って修理の人が来たら、いくら深夜でせっぱ詰まった状況だとしても、トイレつまり修理工事前に、その水道工事業者が行政の指定を受けている工事業者なのかどうかの確認を行う、またトイレつまり修理費の見積を工事の前に確実にもらうなどして、しっかりと水道工事業者の信頼性と安全性の確認を行ってから、トイレつまり修理をしてもらうようにして下さい。

そしてもし、それらの確認を行わずに修理してしまい、仮に30万円などといった高額なトイレつまりや水漏れ修理の修理費を請求された場合は、たとえ支払えるお金があったとしてもその場での支払いは行わずに、日を改めて、トイレつまりや水漏れ修理を行った水道工事会社に電話して、修理費の値下げ交渉を行うようにして下さい。その場で請求された修理費を支払ってしまうと、後で返金してもらうのはかなり困難なようです。

給水装置は、道路の下の配水管から分岐して設置された給水管と、それに直結する給水用具のことをいいますが、水道メーターから上流側部分については、水道局の範疇となります。一方、これに対して水道メーターから下流側については、個人の範疇となります。ですので、水道メーターから下流側の給水装置の新設、改造、撤去、修繕、たとえばトイレつまりや水漏れ修理などの水道工事は、各自治体の水道局が指定した水道局指定工事店が行います。

なお、水道局指定工事店への工事依頼が必要な水道工事としては、新たに給水装置を設置する水道工事、給水管の径路を増やす、管の種類の変更、水栓の増設など給水装置の原形を変える水道工事、原則として、給水装置の原形を変えないで、給水管、給水栓などの部分的な破損箇所を修理する、たとえばトイレつまりや水漏れ修理などの水道工事、給水装置を配水小管または他の給水装置の分岐部から取り外す水道工事、などがあります。

そこでもし仮に、技術、資質、モラルなどに問題のある水道工事業者が、トイレつまりや水漏れ修理などを行うと、施工不良などにより漏水事故が起きたり、水質悪化による健康被害を招いたりする可能性があります。そういった水道工事業者が違法に工事を行うことを防ぐために設けられているのが、水道法により定められた、指定給水装置工事事業者制度です。給水装置の水道工事には、それだけ高度な技術と管理が求められています。また水道工事には、給水を行う上水道工事と排水を行う下水道工事があり、下水道工事も自治体に認可された排水設備工事店が新設、改修などの水道工事を行います。

排水設備については、家庭内のトイレ、キッチン浴室などの生活排水と宅地内の雨水排水があり、どちらも排水設備工事店が新設、改修などの水道工事を行います。排水設備の水道工事も、給水の水道工事と同様に、公設の配管に繋ぎ込むには排水設備工事店が工事し、申請を行わなければなりません。なお、水道工事は、給水、排水の両方を行うことになりますので、トイレつまりや水漏れ修理などを行う場合、自治体から給排水工事の認可を受けた水道局指定工事店に依頼する必要があります。

ちなみに、水道局指定工事店に依頼する必要のない水道工事として、蛇口内部のシャワーヘッド、シャワーホースパッキン、といった配管を伴わないものは給水装置ではないので、水道局指定工事店に水道工事を依頼する必要はありません。

【L型レンチ 】 トイレつまりや水漏れ修理などの工事で欠かせない道具の１つに、L型レンチというものがあります。L型レンチは、パイプレンチと呼ぶこともあります。L型レンチは、丸い配管をギザギザの刃のような部分で捕え、固定させて回せます。L型レンチは、主に水栓交換の際に使います。主に鉄管やステンレス管、メッキ管などを外す時に使います。なかなか外れない時は、バーナー（トーチ）で炙ってから回します。水栓の取り付け場所は、ほとんどが隅の部分になります。L型レンチは、洗面台の裏やシンクの裏など、かなり狭い位置で配管を外したり繋いだりする、狭い箇所での作業ができるアイテムです。このL型レンチには洋式と和式があります。水道屋さんは大抵2種類もっていて、トイレつまりや水漏れ修理など、用途によって使い分けています。メッキ管でパイレンを使う場合は、表面に挟み傷が付いてしまいますので、目立つような箇所では布などを当てながら使うこともあります。

【ウォータープライヤー】 水道工事屋さんが、トイレつまりや水漏れ修理などの工事でまず欠かせないのが、このプライヤーです。別名「カラス」と呼ばれるこのアイテムは水道屋工事には欠かせないものです。ウォータープライヤーは、挟む幅を何段階にも広げたりして使います。それによって小さなナットから、大きなナットまで自在に使えます。トイレつまり、水漏れ修理などの工事でこの幅の調整が効くことで、小さいナットから、大きなナットまで挟めて締めたり、緩めたりすることが出来ます。フレキ管のナットや便器のボルトなどもこのアイテムでも十分活用できます。

【モンキーレンチ 】 モンキーレンチは、スパナが幅を変えられないのに対して、モンキーレンチは幅を変えられます。トイレつまり、水漏れ修理などの工事でナットを外したり、固定させたりする特に必要になるアイテムです。フレキ管の袋ナットや、壁混合水栓のクランクの袋ナットもこの道具で、取付や取り外しを行います。用途によってサイズが分かれますが、水道工事屋さんが重宝するのは小型のものです。

【パイプカッター】 洗面台の下や屋外の給湯器の下に銀色のフレキシブル管という配管がありますが、トイレつまり、水漏れ修理などの工事で、購入した巻きフレキシブル管をきれいに切断するのに欠かせないなのが、パイプカッターです。パイプカッターは、長いフレキを入れて、真ん中にある丸いカッターで、回転させながら徐々に切っていきます。このカッターの切り方が雑ですと、ちゃんとしたフレキ管が作れません。

【ラチェット 】 ラチェットは、回転方向が一方向に制限され、逆回転させると空回りするため、ボルトやナットを素早く締めたり緩めたりすることができる優れもののアイテムです。水道工事屋さんは「板ラチェットレンチ」を使います。便器の固定ボルトや、タンクの密結ボルトなどを外すときなどに、この道具は役立ちます。ラチェットは、トイレつまりや水漏れ修理などの工事でナットを外す時、あるいは締める時、回転を一方向にしかさせないようにして、スパナのようにいちいち、ナットから外して回すという動作が必要なく簡単に作業できます。

【ドライバー 】 ドライバーは、トイレつまり、水漏れ修理などの工事で、もっとも基本中の基本となるアイテムです。プラス・マイナスのドライバーはトイレの止水栓を閉めたり、キッチンのレバー水栓やハンドル式水栓のツマミの部分を取り外すのにネジを回すために用います。また、インパクトドライバーは、トイレつまりや水漏れ修理などの工事で、回転と打撃の2つを組み合わせてネジを締めることができます。ドリルドライバーは、基本的に回転のみを重点的に行うもので、ピットを付け替えることでドリルで穴開けをすることができます。インパクトドライバーは、洗面台のキャビネットや化粧台の設置や、便器の固定ボルトの取り付けといった工事作業の際にはあった方が便利です。また、ホルソーというドリルを装着して、給水管や排水ホースを引き込むための穴を開けるためなどに使います。

【カッター 】 トイレつまりや水漏れ修理などの工事で、水栓金具や部品を梱包された段ボールやビニール袋から取り出す際にカッターで切って素早く取り出すことできます。また、コーキング剤がこびりついているようなところでは、カッターで削ぎ落してきれいにして部品を装着します。

【デオライトL】 デオライトLは、男性用小便器での使用を想定して作られた尿石除去剤ですが、公式サイトには家庭用の便器にも使用することができると表記されています。ただし、防汚コーティングなどの表面処理が施されている場合は、表面処理の効果に影響が出る可能性があるので、目立たない箇所で試してから使用します。デオライトLは尿石除去剤なので、排泄物やトイレットペーパーが原因のトイレつまりには効果が期待できませんが、尿石が原因のトイレつまりには高い効果を発揮します。ただし、デオライトLは有機酸や塩酸などが主な成分となっているので、皮膚に付着するとただれてしまう可能性があります。トイレつまりで使用する際は、ゴム手袋やメガネを着用して皮膚に付着しないようにするなどの注意が必要です。

【サンポール】 サンポールは、塩酸や界面活性剤を主な成分とする酸性のトイレ用洗剤です。サンポールは、アルカリ性の汚れを落とす効果があるため、尿石などが原因となっているトイレつまりに効果を発揮します。また、頑固な黄ばみや水垢などにも使用できるので、トイレがつまった後だけではなく、トイレつまりの予防に使用するのもおすすめです。またサンポールは、酸性の性質を持つ洗剤なので塩素系漂白剤と同じタイミングでトイレつまりに使用するのは絶対に避けてください。また、トイレつまりにサンポールを使用する際は、デオライトLと同様に手袋やメガネを着用し、目や皮膚などに付着しないように注意が必要です。

【MAIN LINE】 MAIN LINEは、有機バクテリアの働きで、トイレつまりの原因となっている排泄物やトイレットペーパーなどを分解するトイレ用排水管クリーナーです。MAIN LINEは、長い期間を経て蓄積した排泄物やトイレットペーパーが原因のトイレつまりを得意としているため、排泄物を大量に流したことによるつまりや、トイレットペーパーや、尿石が原因のつまりには即効性はありません。トイレットペーパーや排泄物を大量に流したことによるトイレつまりや、尿石が原因のトイレつまりには、数日間継続して使用する必要があります。主成分は有機バクテリアなので有毒ガスが発生したり、皮膚がただれたりすることはありませんが、酸性洗剤や塩素系漂白剤と一緒に使用するとバクテリアが死んでしまい、効果が得られなくなってしまいます。

トイレつまりに効く薬剤は、クエン酸、重曹などの薬剤や、水酸化ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、塩酸などが主な成分となっている薬剤です。トイレつまりの原因ごとに効果がある薬剤は異なるため、原因に合った薬剤を使用する必要があります。排泄物やトイレットペーパーが原因となっている重度のトイレつまりには、水酸化ナトリウムや次亜塩素酸ナトリウムが主な成分となっているトイレつまり専用の薬剤を使用します。次亜塩素酸ナトリウムはタンパク質を分解し、水酸化ナトリウムは油類を分解する性質を持っています。

排泄物に含まれるタンパク質や油、トイレつまりの原因に絡み付いた髪の毛などを分解する効果は重曹、中性洗剤、クエン酸などに比べて高いため、トイレットペーパーや排泄物が原因の重度のトイレつまりを解消することが可能です。そして、尿石が原因となっているトイレつまりには、酸性の薬剤を使用するのが効果的です。そもそも尿石とは、尿に含まれるタンパク質やカルシウムなどが化学反応して固まり、便器に付着したものです。尿石が少しずつ便器内や排水管にこびりついていくと、突然水が流れなくなりトイレつまりが発生するケースがあります。

尿石はアルカリ性の汚れなので、酸性の薬剤を使用することで中和し、尿石を分解することが可能です。また、トイレットペーパーや、排泄物が原因となっている軽度のトイレつまりには、重曹とクエン酸を使用する方法や、中性洗剤を使用するなどの方法があります。トイレつまりに重曹とクエン酸を使用する方法では、弱アルカリ性の重曹と酸性のクエン酸を混ぜて泡を発生させます。泡の力でトイレつまりの原因となっているトイレットペーパーや排泄物に刺激を与えます。刺激を与えることによって徐々にトイレつまりの原因が分解されていくため、トイレつまりが解消されます。

一方で、トイレつまりに中性洗剤を使用する方法では、汚れを浮かせて詰まりを解決します。中性洗剤のメリットは、他の洗剤と一緒に使用しても有毒なガスが発生する心配がない点です。食器用洗剤はトイレつまりにも使用することが可能ですが、中には酸性の食器用洗剤も販売されていますので、トイレつまりに使用する際は表記を確認し、酸性であれば塩素系漂白剤と同じタイミングで使用するのは避けたほうがいいです。