給湯器のお湯が出ない・ぬるい原因は?修理前の確認点|さいたま市
蛇口をひねってもお湯にならない、シャワーがぬるいまま温まらない——給湯器のトラブルは、寒くなる季節ほど困るものです。
結論から言うと、修理を呼ぶ前に「リモコンの表示」「お湯が出ないのは家じゅうか1か所だけか」「ほかのガス機器は使えるか」「凍結や停電の心当たりはないか」を確かめると、原因の見当がつきやすくなります。ガスメーターが止まっているだけ、水栓の側の不具合だった、ということもあります。この記事では、主にガス給湯器を想定して、給湯器メーカーやガス会社の案内をもとに、ご自分で確かめられるポイントと、使うのをやめて点検を頼むべきサインを整理します。なお、ガスのにおいがするときは、火を使わず、給湯器の確認より先にガス会社のガス漏れの連絡先へ連絡してください。
まず確かめたい4つのポイント
- リモコン…電源は入っているか、エラー番号が表示されていないか
- 出ない範囲…家じゅうの蛇口でお湯が出ないのか、キッチンだけ・お風呂だけなど1か所だけなのか
- ほかのガス機器…ガスコンロなど、給湯器以外のガス機器は使えるか
- 季節・天候…冷え込んだ朝ではないか、停電や地震のあとではないか
家じゅうでお湯が出ず、ガスコンロもつかないなら、給湯器よりもガスの供給の側を先に疑います。逆に、ほかの蛇口ではお湯が出るのに1か所だけぬるいなら、その水栓(蛇口)の側に原因があることが考えられます。以下、順に見ていきます。
リモコンにエラー番号が出ているときは?
給湯器のリモコンに数字やアルファベットの番号が表示されている場合は、まずその番号を控えてください。番号の意味は機種やメーカーによって異なるため、お使いの給湯器の取扱説明書や、メーカーのサポートページで確認するのが確実です。
たとえばノーリツは、地震でガスが止まったときにリモコンに表示されるエラーの例として「11、12、110、111、112、113、120、123、E06」などを挙げています(ノーリツ公式FAQ「【地震】ガスが止まり、ガス機器が使用できない」)。同じ番号でも原因はひとつとは限らないので、番号だけで自己判断せず、メーカーの案内に沿って確認しましょう。修理を依頼するときも、エラー番号と、いつからどんな症状かを伝えると話が早く進みます。
リモコンの画面が消えて電源が入らず、お湯も出ない場合について、ノーリツは、給湯器の電源プラグを「一度抜いて、10秒~20秒経ってから再度差し込んで下さい」と案内しています(ノーリツ公式FAQ「リモコンの電源が入らない」)。プラグの位置が高い・屋外で手が届きにくいなど、無理のある場合は試さずにご相談ください。
家じゅうでお湯が出ない・ガス機器も使えないときは?
ノーリツは、すべてのガス機器が使えないときの確認として、「ガスメーターが遮断されていないか確認してください。」「給湯器のガスの元栓が開いているか確認してください。」と案内しています(ノーリツ公式FAQ「全てのガス機器が使用できない」)。
地震のあとなどには、ガスメーター(マイコンメーター)がガスを止めていることがあります。都市ガスの場合、東京ガスネットワークは、マイコンメーターの赤いランプが点滅しているときの、一般型マイコンメーターの復帰手順を次のように案内しています。
- ガス臭くないかを確認
- すべてのガス機器を止める
- 復帰ボタンのキャップを外す
- 復帰ボタンをしっかり奥まで押し込み、ゆっくり手を離す
- ガスを使わないで3分待つ
同社は「ガス臭いときは火気は厳禁です。」と注意し、その場合はすぐにガス漏れの通報用の電話へ連絡するよう案内しています。ガスのにおいがするときは復帰の操作をせず、ライターなどの火を使わず、電灯や換気扇のスイッチにも触らないでください(同社によると、ON・OFFの際に小さな火花が出るため)。同社の「ガス臭いときは」のページでは、窓や戸を大きく開ける、機器栓・ガス栓とメーターガス栓を閉める、といった対応もあわせて案内されています(においのする場所が屋外の場合は、窓や戸を閉めてガスが室内に入らないようにするとされています)。手順どおりに操作しても復帰できない・赤いランプの点滅が消えないときは、ガス会社の窓口へ連絡してください。メーターの形は種類によって違うので、詳しくは東京ガスネットワーク「一般型マイコンメーターの復帰方法」(東京ガスネットワークのページが開きます)や、ご契約のガス会社の案内をご覧ください。プロパンガス(LPガス)をお使いの場合は、ガスの販売店へご相談ください。
1か所だけお湯が出ない・ぬるいときは?
ほかの蛇口では問題なくお湯が出る場合は、給湯器の故障ではなく、その水栓や湯の出し方に原因があることがあります。ノーリツは「給湯機器に流れるお水(給水量)が少ないとお湯にならないことがあります。」と案内しています(ノーリツ公式FAQ「1か所からだけお湯がでない」)。同じページでは、ハンドルが2つある水栓なら水側を閉めてお湯側だけを開く、レバー式の水栓ならレバーをお湯側いっぱいにする、という形で湯量を増やしてみるよう案内されています。
お風呂のシャワーなどで温度を調整するハンドルが付いたサーモスタット混合水栓の場合、同じページでは、給湯器のリモコンと水栓の設定温度が近いとお湯にならないことがあるとして、「約10℃の温度差になるように設定してください。」とされています。給湯器のリモコンの温度設定もあわせて確かめてみましょう。
同じページでは、これらを試しても改善しない場合は修理が必要とされています。1か所だけぬるい・温度が安定しない状態が続くときは、水栓の内部部品の不具合のほか、給湯器側の不具合も考えられるので、無理に使い続けず点検を頼みましょう。水栓の水漏れの症状は蛇口からポタポタ水漏れする原因は?場所別・タイプ別の対処で、水栓の修理・交換は蛇口・水栓の交換のページで紹介しています。
冬の朝にお湯が出ないときは凍結を疑う
冷え込みの厳しい朝に、水もお湯も出ない、あるいはお湯だけ出ない場合は、給湯器まわりの配管の凍結が考えられます。ノーリツは、給水配管が凍結したときの対処として「気温の上昇をお待ちください。」と案内し、「熱湯をかけると配管が破損するおそれがあります。」と注意しています。すぐにお湯を使いたい場合の応急処置も紹介されていますが、リモコンの電源を切る・ガス栓を閉めるといった手順や、「ガス栓と間違えないように」などの注意がセットになっているので、試す場合は必ず同社のページ(ノーリツ公式「寒波・凍結・積雪の場合」)を見ながら行ってください。また同ページでは、凍結により機器が破損した際の修理は保証期間内でも有料になるとされています。
凍結予防装置が付いた給湯器でも、リンナイは「停電時やリモコンを停電モードに設定中は凍結予防装置がはたらきません。」と案内しています(リンナイ「給湯器の凍結について」)。ノーリツも、給湯機器の電源プラグは抜かないよう案内しています。凍結を防ぐ方法は機種によって違うため、取扱説明書もあわせてご確認ください。
停電のときはお湯が使えない
ガスの給湯器でも、家庭用コンセントの電気を使って動くものがあります。ノーリツは「停電時は100V(家庭用コンセント)電源を使用しているガス・石油給湯機器は使用できません。」と案内しています(ノーリツ公式「停電の場合」)。停電が復旧したあともお湯が出ない場合は、リモコンの表示を確認し、上のポイントを順に見直してください。
使うのをやめて点検を頼むべきサインは?
次のような場合は、ご自分で直そうとせず、使用をやめて点検を依頼してください。
- 故障や破損が疑われる…パロマはガス給湯器について、「故障または破損したと思われる場合は使用しないで、お買上げの販売店かお近くのパロマまで点検・修理を依頼して下さい。」と案内しています(パロマ「ガス給湯器」)
- 焦げたにおいや、いつもと違うにおいがする…リンナイは、点検・取替を考えるサインのひとつとして「焦げたにおいや変わったにおいがする」を挙げています(リンナイ「点検・取替の目安」)。ガスのにおいの場合は、火を使わず、使用をやめてガス会社へ連絡してください
- 給湯器の本体や配管から水が漏れている…内部の部品や配管の接続部の劣化が考えられます
また、長く使っている給湯器は、部品の劣化で不調が出てくることがあります。リンナイは「ガス給湯器…の設計上の標準使用期間は10年です。」としており(リンナイ「点検・取替の目安」)、ノーリツも家庭用の設計上の標準使用期間を製造から10年としています。リンナイは、10年が経過したら製品の点検や取り替えを検討するよう案内しています。10年前後お使いで不調が続く場合は、修理か交換かを含めて相談するのがよいでしょう。
給湯器の修理はどこに頼む?
給湯器の修理の依頼先は、いくつかあります。
- メーカーの修理窓口・購入した販売店…メーカーの保証期間内であれば、まずこちらへ。パロマは「お買い上げの販売店・営業所へご相談いただく」か、同社の窓口へ問い合わせるよう案内しています(パロマ「修理のご案内」)。リンナイも点検・修理の依頼を受け付けています
- ガス会社…ガスの供給やメーター、ガス漏れの心配があるとき
- 賃貸住宅の場合…給湯器は建物の設備であることが多いので、先に管理会社や大家さんへ連絡を
- 水道工事店・設備業者…水栓側の不具合や、給湯器まわりの水の配管の漏れ、交換の相談など
メーカーや販売店に連絡するときは、本体に貼られたラベルでメーカー名・品番を確認し、エラー番号とあわせて伝えるとスムーズです。
さいたま市で給湯器の不調にお困りのときは
お湯が出ないときは、リモコンの表示、出ない範囲、ガス、凍結・停電の順に確かめると、原因の見当がつきやすくなります。それでも直らない場合や、においや水漏れなど気になる症状があるときは、無理をせず点検を頼みましょう。ただし、ガスのにおいがするときは、火を使わず、点検の依頼より先にガス会社へ連絡してください。
さくら水道は、給湯器の点検・修理や、使用年数に応じた交換のご相談にも対応しています。水道(給水)の工事については、さいたま市の水道局指定工事店(指定給水装置工事事業者・指定第1226号)です。ご相談は24時間年中無休(お盆・年末年始を除く)で受け付けており、状況によっては最短15分でおうかがいします。基本料金は3,300円(税込)〜で、作業料金・部品代は別途となりますが、出張費とお見積りは無料、作業前に金額をご提示してからの着手です。
給湯器の対応内容は給湯器の修理・交換、料金の考え方は料金について、よくいただくご質問はよくあるご質問にまとめています。すぐに見てほしい状況であれば緊急・即日対応もご覧ください。
※本記事の内容は一般的な情報であり、すべての機種・症状に当てはまるとは限りません。ご自身での点検・作業は無理のない範囲で行ってください。判断に迷う場合や、作業後も症状が改善しない場合は、水道局指定の工事店へご相談ください。ガスのにおいなど、ガスに関わる症状があるときは、ガス会社へご連絡ください。


